思いのままの色

王様の耳はロバの耳

消えてなくなりたい日々

時が止まっていたこのブログに息を吹き込む。
しかし、皮肉にも私の時は止まっている。

数年前の自分の書くことがあまりにも正しくて、そういう正しさがあの人を、そして私をも追い詰めたのかもしれないと、今更ながら思う。

ごめんね。


息をするだけで精一杯の日々と、そこからの這い上がり方をこれから綴ることで、自分への励ましと戒めにしたいと思う。

誰にも話せないことなので、ここで打ち明ける。

誰も巻き込みたくないことなので、ここに打ち明ける。

つまり、王様の耳はロバの耳。

嘘っぱちな人生を止めて、生き直すために。


ごめんね、あなたも、私も。大切にできなくて。
正直に、素直になれなくて。
勇気が出せなくて。


どうやら、大好きな人に去られてしまったらしい。距離は置かれている。
そんな時にどうしたらいいかなんて、33にもなって悩み苦しむとは思いもよらなかった。

彼への思いやりに欠けていたのだろう、きっと、ひどく傷付けるようなことをあの人に言ってしまったのだろう。
心当たりは、ある。
それはあの時、彼に言う前に、もしかしたらと思ったことでもある。
もしかしたら「気にしてないふりをさせてしまうかもしれない」と。
そんなはずないよね、と、間違えてこの有り様。
きっと、その通りだった。

自分に発破をかけるために、強がって言ったこと。
どうしてあんなこと。

それも縁。
分かってる。
でも、大好きな気持ちは簡単には失せない。


今日はこのブログやメールの整理ができた。
身辺整理が仕上がったら、「今」が変わるだろうか。
またあの人に会える日が、来るだろうか。


夢佳