思いのままの色

© 2017 思いのままの色 夢佳 「音と香りは夕暮れの大気に漂う」

人生は短い

たまに自分の半生を振り返ると、どうしてこうなったと言いたくなるような時もあるけれど…


何をどんな風にどこまで書こうか、大変悩ましいな笑。


せいぜい特定されないように書くしかないが、となると、あれもこれもぼかすしかないなあ笑。


まあよい。


いろいろあって、今は、昔一度手を伸ばしかけて諦めたことをしてる。
それが、再開したピアノ。
かくかく然々で秘かな野望だった音大進学は叶わなかったが、働いて遊んで過ぎた二十代に置き去りにしたままだったピアノを、
「やっぱりやりたかった」
と、再び始めて、半年で三曲、それらもやりたかった曲だった、それがそこそこまともに弾けるようになって、さあ次は…と楽譜を手にした時に、
「本当にやりたかった」曲を、もう見過ごすことはできないと、狂ったように練習している。


それを、いつか昔、最近の私の練習風景を知る家族以外、たった一人にだけ、打ち明けたことがあるのだった。


素人が今から取り組んで死ぬまでに間に合うかどうか、分からないけれど、何とか物にしないと、死んでも死にきれない。


一度聴いて、涙が止まらなかった、何故か。

何故?

何故って、生きていることを許されているような音だったもの、生きてここにあることを丸ごと受け入れているような、喜びも悲しみも全て、そのまま。


リスト「ラ・カンパネラ」


フジコヘミングの弾くそれを聴いて、何度立ち尽くし、何度言葉を失ったか。



どうしてここの家に生まれてきて、どうしてここまで生きてこられて、どうしてそれでも「私」として生きていかなければならないのかは知る由もないし死んでも分からないだろうけれど、「これ」を生きている間に私が弾かなければ、私がこの世にいる意味を成さないのではないかと、誰に言われるでもなく腑に落ちたのだった。



匿名のブログだから書くけれど、これに関しては友人にも話さない、今後誰にも、これは私が私の為にやることだから、誰かと分かち合う類いのものじゃない。
笑えるくらい難しいけれど、少しずつでもやる。

私のこの世の宿題。




夢佳