思いのままの色

変な夢と、淑女のたしなみについて

こんな大人になりたかったのか?

すっかりサボり気味のブログを、気にするくらいなら書いてしまおうと久しぶりにログインした。

ポツポツと見に来て下さっている方がいるらしいことに、驚きとともに嬉しさが込み上げる。
こんな訳のわからない、どこの馬の骨ともわからないブログを読んで下さってありがとうございます。

読んだところで大半の記事がきっと何の足しにもなりますまい、けれど、こんな人が一人くらい居てもいいでしょうよと思って今日も生きております。



先日のことだったが、やけに印象に残ったことなのでネタにしてみよう。

かくかく然々でお年を召した女性に着席を促したことがあった。どうぞこちらにお掛けくださいと。
こんなのは善行でもなんでもない、私は病人ではないので当然のことだ。


それで、まあ喜んでもらえたみたいなのでよかったが、よかったのはそこまでだった。


何やら最近の若い者はろくに席も譲らない、どうかするとスマートフォンに夢中になったままだったり、寝たふりまでする始末で全くけしからんという話を聞かされた(あえてこう書く)。
年寄り(あえてこう書く)の本音を見たと思った。


ついでに、あの、一応ワタクシメも若い者カテゴリに入るのですが、という困惑を感じる自由はあると思う。

あのおばあちゃんは座席運が無いのであろう。
だがしかし、譲ったところで断ったり、どうかするとそんな年寄りじゃないと怒り出す人もいるらしい。


私は座席譲り運があるため、そのようながっかりを覚えたことはないが、えっと、何が言いたいかというと、
「お互い様でしょうよ」
ということでした。


こちとら若い者カテゴリ側にも言い分はあるんだよ、体調が悪くてとても立ってはいられない時だってある、そんなことも分からないのか?
と、何かを思い出したのか突如として憤慨しだしたお婆さんを前に、やや気が遠くなった。


袖ふれあうも多生の縁と言いますので、やんわりと話題を変えてその場をやり過ごしたが、あのおばあちゃんに喧嘩を売っても仕方ないし、とにかく、世の中に出て赤の他人と何とか上手くやるには、互いに思いやることが必要でしょうよ。
文句だけつけてその後良くなったことって、何かあったのかしら?


あのおばあちゃんは座席運を良くして、私は引き続き座席譲り運を良いままに保っていきたい。


三十路が説教をかますのもどうかと思うが、成人してからしばらく経つからいいでしょう、それもこれも、粋な大人がおらんのがいかんのやわ、と、方言丸出しで思ったのだった。



一体何を見ているのか考えたくもないし知りたくもないが、外でスマートフォンに夢中になっている若者の姿は果して粋だろうか。
せっかくの厚意を無下にして、勇気を出して席を譲った若者に年寄りじゃないと怒り出す年配の姿は果たして粋だろうか。



あなたも私も、そんな大人になりたかったのか?



違うよね、違うと信じたい。



そんな姿はスマートじゃない。
スマートフォンを構っているその姿がスマートじゃないって、何の冗談だか。



気を付けよう、気を付けよう。
私はそんな大人になりたかったんじゃない。


夢佳