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思いのままの色

© 2017 思いのままの色 夢佳 「音と香りは夕暮れの大気に漂う」

答えは自分の中にある、か

空前絶後のおおおお!
紫色ブームが来ている(当人比)。



住んでいる部屋に花を欠かさないようにしているのだが、この間までは濃いピンク色の花にばかり手が伸びていた。
ところが、急に、紫色の花に惹かれるようになった。

元々好きではあったのだが、何だか無性に目が行く。


いくつか花を買って、お家に帰って生けて、何度見ても嬉しくなる。美しい。

このタイミングで、近々また友人が遊びに来てくれることに。
まだ買ったばかりの元気な花があると、何だかそれだけでお客さんをお迎えする準備ができているように思えて心強い。
喜んでもらえるだろうか。


最近、また違う友人と久しぶりの再会を果たしたが、それぞれによさがあって、いつの間にかかけがえのない人が増えていたのだなとしみじみ思った。


人と人との中にあって、距離の取り方に悩んでしまう時は、自分の心に聞いてみるのが一番かも知れない。
よく聞くことだけれど、実は難しいこと。

何が難しいって、自分が快く感じることと、「こうでなければいけない」という「一般的」とされる概念に違いがある時に、自分が何を優先させるのかを、確信を持って決められることばかりではないこと。


どこまでやさしくするか、とか、どうするのが本当の意味で相手を思いやることになるのか、とか、自分に無理をさせることに鈍感になっていないか、とか、相手に負担を強いていないか、とか。


気持ちに余裕がない時ほど、気になることが増えるし、自分がどうしたいのかが見えないと、苛立ちを隠せない。


そこでですね。
落ち着きましょう、いい大人ですもの。
とりあえずお茶でも飲みませんか、と、自分を静かにさせる方向へと持っていく。


私が何ゆえ断捨離に心酔したのかといえば、何もかもが煩く感じられたからなのだった。


だからテーブルの上には何も置かない。
寝る前に片付けられることは片付けてしまう。
そして、これは嬉しさのために、花を常に飾る。


たとえ部屋がベストでも、誰かしら相手がいれば、何かを考えざるを得ないシーンが出てくる。


その時に正答に近付くために、出来るだけ何もかもを片付けておく。
すると。なんだ、こうすればよかったんじゃないの、って答えに、近付きやすくなったんじゃないかな、と私は思っている。


すぐには答えが出せずとも、こんなに美しい花があると、何かもうそれだけで十分なんじゃないか、こんなに花が美しいのですもの、あとは何とかなるよそのうち、と、ずいぶん呑気なことを思ってしまうのだった。



夢佳